人形浄瑠璃「文楽」(熊谷文化創造館さくらめいと) [近世]
熊谷文化創造館さくらめいとにて3年ぶりの文楽公演が開催されます。コロナ対策を行いながらの開催となります。詳細はさくらめいとホームページをご確認ください。
http://www.sakuramate.jp/index.html#20211009
人形浄瑠璃「文楽」
【昼の部】は悲劇を豪快に描いた『一谷軍記』。熊谷次郎直実の登場する演目となります。
【夜の部】は近松門左衛門が描く江戸時代の究極の愛のカタチを描いた『曽根崎心中』。人間国宝・桐竹勘十郎、鶴澤清治の技をご堪能ください!
とき:2021年10月9日(土)
【昼の部】 開場:13:00~ 開演:14:00~
【夜の部】 開場:17:00~ 開演:18:00~
ところ:熊谷文化創造館さくらめいと 「太陽のホール」
料金:全席指定(税込)4,000円 (25歳以下:1,500円) ※未就学児入場不可
昼夜セット券 6,000円(さくらめいと同時購入のみ。25歳以下のセット券販売はありません)
※本公演の性質上、1階席の一部と、2階席の販売はありません。
◆Pコード:<505-527> ※プレイガイドでも発売
※無料送迎バスを運行します。 ※託児サービスがあります。(有料・予約制)
◆演目:昼の部【一谷嫰軍記】熊谷桜の段、熊谷陣屋の段
夜の部【曽根崎心中】生玉社前の段、天満屋の段、天神森の段
※字幕表記あり ※演目は当日変更となる場合があります。
◆出演:〔太 夫〕豊竹呂太夫
〔三味線〕鶴澤清治(人間国宝)
〔人 形〕桐竹勘十郎(人間国宝)ほか
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
文化遺産国際協力コンソーシアム「アフガニスタンの文化遺産保護に関する緊急声明」 [お知らせ]
文化遺産国際協力コンソーシアムは、2021年8月18日付けで以下の声明を発表しました。
同コンソーシアムの会員には江南文化財センターの文化財担当者も含まれており、過去にはアフガニスタンの研修生を文化財の修復現場などに受け入れしたこともありました。現状把握と、将来的な展望に対する要望としてシェアしたいと思います。
アフガニスタンの文化遺産保護に関する緊急声明
政情の急変というアフガニスタンの大きな変革期のなか,同国に所在する歴史的文化遺産,とりわけ遺跡や博物館を標的とする不法な略奪や破壊活動が強く懸念される状況となっています。私どもは,貴重な文化遺産が重大な危機にさらされる可能性に対し,深刻な憂慮の念を抱いています。
文化遺産国際協力コンソーシアムは,我が国が文化遺産保護分野の国際協力において一層の役割を果たすため,関係機関や専門家の連携を推進することを目的として設立されました。2001年以来,アフガニスタンでの活動は,我が国が取り組んできた文化遺産国際協力の歴史の中でも主要な柱の一つとなっており,これまでアフガニスタンや国際機関などと協力して,同国の文化遺産保護に大きな成果をあげてきました。
文化遺産は人類の歴史を語る共有の宝であるとともに,国民の統合とアイデンティティーの拠り所として,また地域や国家の発展のためにも重要な役割を果たすことが広く認識されています。文化遺産に対する略奪や破壊を未然に防ぐために,すべての勢力や個人に対し,節度を保った冷静な行動を強く求めます。また,世界の人々とこのような憂慮を共有したいと思います。
ここに,アフガニスタンの文化遺産を保護するための協力への強い意志を表明するとともに,アフガニスタンのすべての人々の安全と一刻も早い状況の安定化を願ってやみません。
2021年8月18日
文化遺産国際協力コンソーシアム
会長 青柳 正規
同コンソーシアムの会員には江南文化財センターの文化財担当者も含まれており、過去にはアフガニスタンの研修生を文化財の修復現場などに受け入れしたこともありました。現状把握と、将来的な展望に対する要望としてシェアしたいと思います。
アフガニスタンの文化遺産保護に関する緊急声明
政情の急変というアフガニスタンの大きな変革期のなか,同国に所在する歴史的文化遺産,とりわけ遺跡や博物館を標的とする不法な略奪や破壊活動が強く懸念される状況となっています。私どもは,貴重な文化遺産が重大な危機にさらされる可能性に対し,深刻な憂慮の念を抱いています。
文化遺産国際協力コンソーシアムは,我が国が文化遺産保護分野の国際協力において一層の役割を果たすため,関係機関や専門家の連携を推進することを目的として設立されました。2001年以来,アフガニスタンでの活動は,我が国が取り組んできた文化遺産国際協力の歴史の中でも主要な柱の一つとなっており,これまでアフガニスタンや国際機関などと協力して,同国の文化遺産保護に大きな成果をあげてきました。
文化遺産は人類の歴史を語る共有の宝であるとともに,国民の統合とアイデンティティーの拠り所として,また地域や国家の発展のためにも重要な役割を果たすことが広く認識されています。文化遺産に対する略奪や破壊を未然に防ぐために,すべての勢力や個人に対し,節度を保った冷静な行動を強く求めます。また,世界の人々とこのような憂慮を共有したいと思います。
ここに,アフガニスタンの文化遺産を保護するための協力への強い意志を表明するとともに,アフガニスタンのすべての人々の安全と一刻も早い状況の安定化を願ってやみません。
2021年8月18日
文化遺産国際協力コンソーシアム
会長 青柳 正規
熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)保存修理事業 [仏像]
「熊谷うちわ祭 解説編」動画公開 「コロナ禍と熊谷うちわ祭―熊谷八坂神社祭礼行事と庶民信仰の先にある疫病退散―」【熊谷市立江南文化財センター 2021.08.06撮影】 [民俗]
令和3年に行われた熊谷うちわ祭における神事等の祭礼を終え、解説編として江南文化財センターで収録した動画を公開しています。動画では、祭りの歴史などを紹介しながら、コロナ禍での祭礼の運営などについて解説しています。動画「コロナ禍と熊谷うちわ祭―熊谷八坂神社祭礼行事と庶民信仰の先にある疫病退散―」(熊谷市立江南文化財センター)は、YouTubeのサイトで公開しています。ご参照ください。
源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]
くまがやねっと情報局「熊谷・軽井沢・プラハ」第18回 選定保存技術保持者認定に関する花輪滋實氏の技術と美 [熊谷の名工]
くまがやねっと情報局「熊谷・軽井沢・プラハ」
第18回 選定保存技術保持者認定に関する花輪滋實氏の技術と美
https://www.kumagayakan.net/info/now/labo2108.html
熊谷周辺の情報サイト「くまがやねっと」内のくまがやねっと情報局で連載している「熊谷・軽井沢・プラハ」の最新号となる第18回は「選定保存技術保持者認定に関する花輪滋實氏の技術と美」をテーマに掲載されています。先日、国の選定保存技術保持者に認定される答申が出された花輪滋實氏の技術や、選定保存技術となった「表具用木製軸首製作」とは何か、詳細な解説を加えました。また、答申後、熊谷市奈良公民館で開催した記念報告会の様子もレポートしています。上掲のURLから、どうぞご参照ください。
中山道・熊谷宿 関連資料 [その他]
写真の資料は、平成12年〜平成13年に市報くまがやで連載されていた「中山道・熊谷宿」に関する記事です。
中山道は、五街道(東海道、日光街道、甲州街道、奥州街道)の一つとして江戸日本橋を起点に熊谷宿を経て草津宿で東海道と合流する道で、古くは西国と東国を結ぶ東山道を前身としているといいます。江戸時代には東海道とともに江戸と京都を結ぶ重要な役割を担っていました。
この連載では、熊谷市の中山道を東(江戸方向)から西(京都方面)へたどりながら、今も残る歴史的遺産や伝承などについて紹介しており、大変興味深い資料です。
江南文化財センターでは、これらの資料をデータ化し、今後熊谷デジタルミュージアムで公開していく予定です。
令和3年熊谷うちわ祭 令和3年7月22日 年番送り 還御祭【熊谷市無形民俗文化財「熊谷八坂神社祭礼行事」映像記録】 [民俗]
令和3年熊谷うちわ祭における令和3年7月22日に関係者のみで開催された「年番送り」及び還御祭の一部を収録した映像をYouTubeで公開しています。年番町は、昨年と本年の荒川区から鎌倉区へ引き継がれました。コロナ禍でのうちわ祭に想いを馳せる時、改めて感慨深くなるシーンです。ぜひご覧ください。
文化財保存修復学会第43回大会 [その他]
大会プログラム
8月上旬、文化財保存修復学会第43回大会の研究発表集が作成され、大会参加者に送られました。
今大会は、福島県福島市のとうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)で5月22日(土)、23日(日)に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現地開催は中止となりました。
研究発表では、吉備文化財修復所の牧野隆夫先生を中心として、本市の文化財である市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の移動作業についての報告がされました。現在、平戸の大仏をめぐる状況としては、仏像の収蔵施設である源宗寺本堂の復元工事が着々と進行し、次なる課題である仏像の保存修理事業に向けて準備を進めているところです。