仏像移動のお知らせ [お知らせ]
星溪園の晩秋、ふとした雑感。 [記念物]
星溪園星溪寮立礼席からの眺め
星溪園の晩秋を想い、ふとした雑感を。
まだ紅葉には早い。一年は巡り、留まることを知らない。長らく留まってほしいと願うことも、早く過ぎ去ってほしいと願うことも、人間が過ごす有限の時間の中では刹那に近い。ただ、そこにある瞬間瞬間を受け止めよう。無視することなく、または拡大解釈することなく、素直に受け止めよう。次につながる一つの瞬間が、永遠にあってほしいと思うくらいに、向き合う必要がある。一瞬が永遠たるに相応しい価値があると捉えることができるまで、挑む。力みすぎずして、取り組む。死はいつか訪れる。その時まで、永遠に向き合いたい何かを見出すことができたのなら、幸いなのだろう。星溪園には晩秋が訪れている。
くまがやねっと「熊谷・軽井沢・プラハ」 第19回「坊っちゃん」先生 弘中又一が生きた熊谷 [普及事業]
くまがや館のインターネット情報サイト「くまがやねっと」情報局で連載中の「熊谷・軽井沢・プラハ」の第19回で【「坊っちゃん」先生 弘中又一が生きた熊谷】が紹介されています。
夏目漱石の小説『坊っちゃん』の主人公のモデルとされている旧熊谷中学(現在の埼玉県立熊谷高等学校)の数学教師である弘中又一氏の生涯と、弘中が歩んだ熊谷市街地の名所を紹介するマップを含むリーフレットが制作されたことについて掲載されています。弘中の旧居跡を含む熊谷市街地での街散策の楽しさをPRしています。どうぞご参照ください。
https://www.kumagayakan.net/info/now/labo2110.html
第14回地域伝統芸能今昔物語 映像記録会 [民俗]
11月23日(祝)、熊谷市江南総合文化会館ピピア・ホールにおいて、埼玉県芸術文化祭2021地域文化事業「第14回地域伝統芸能今昔物語」を開催しました。コロナ禍の影響を受け、昨年と同じく出演者と関係者のみによる映像記録会として企画を進めてきました。市の無形民俗文化財保持団体と一般芸能団体合わせて10団体が出演しました。無観客の舞台となりましたが、各団体とも素晴らしい演技と演奏を披露しました。専門業者が全体を通じて映像を撮影し、編集後、YouTubeなどから動画配信する予定です。来年は実際に有観客の舞台となることを願いながら、伝統芸能の楽しさ面白さ素晴らしさをお伝えできればと考えています。
東別府祭ばやし保存会
平塚新田八木節保存会
和太鼓集団「麗」
妻沼八木節保存会
青桐会 荻江節
歌舞伎ッズ
藤間流日本舞踊藤蓉会
日本の技フェア~文化財を守り続けてきた匠の技~ [普及事業]
令和3年11月20日(土)、21日(日)、東京都千代田区のベルサール秋葉原にて、文化庁主催によるイベント「日本の技フェア~文化財を守り続けてきた匠の技~」が開催され、文化財を未来に残していくための修理技術や材料・道具を制作する技(文化財の保存技術)が一堂に集まりました。
イベントには、全国各地から34もの選定保存技術保存団体が参加し、原材料や道具の展示、職人による実演が行われました。
檜皮葺の実演や建造物装飾の彩色や金箔押しの実演、繭から糸を紡ぐ糸取りの実演など、どれも普段は見ることができない貴重なものばかりで、会場にいた多くの方たちが職人の技に見入っていました。
本市では、今年度新たに木工・漆工の技術者である花輪滋實氏が、国の選定保存技術者に選定されました。選定保存技術の名称は「表具用木製軸首製作」で、この項目では日本初の国選定となります。「表具用木製軸首製作」とは、「軸先」とも呼ばれ、書画などを収めた掛け軸の下部にある左右の部分で、掛け軸を安定させる役割があるほか、巻いて収納する際に手を添える円柱状の部分を指します。会場では、装潢(そうこう)修理の一部として、「表具用木製軸首製作」についての解説や軸首の展示も行われていました。
イベントには、全国各地から34もの選定保存技術保存団体が参加し、原材料や道具の展示、職人による実演が行われました。
檜皮葺の実演や建造物装飾の彩色や金箔押しの実演、繭から糸を紡ぐ糸取りの実演など、どれも普段は見ることができない貴重なものばかりで、会場にいた多くの方たちが職人の技に見入っていました。
本市では、今年度新たに木工・漆工の技術者である花輪滋實氏が、国の選定保存技術者に選定されました。選定保存技術の名称は「表具用木製軸首製作」で、この項目では日本初の国選定となります。「表具用木製軸首製作」とは、「軸先」とも呼ばれ、書画などを収めた掛け軸の下部にある左右の部分で、掛け軸を安定させる役割があるほか、巻いて収納する際に手を添える円柱状の部分を指します。会場では、装潢(そうこう)修理の一部として、「表具用木製軸首製作」についての解説や軸首の展示も行われていました。
源宗寺「平戸の大仏」仏像移動・一般公開・落慶式のお知らせ [お知らせ]
熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像(平戸の大仏)」の収蔵施設である源宗寺の新本堂が今月末に完成予定です。
本堂の完成に伴い、「仏像移動」「新本堂・一般公開」「新本堂・落慶式」を実施することが決定しましたので、お知らせいたします。日程は以下の通りです。
なお、「新本堂・落慶式」につきましては、駐車場や収容人員の関係から源宗寺本堂保存修理委員会会員及び源宗寺護持会会員のみにて行うこととなりましたので、何卒、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
1.仏像移動
令和3年
12月1日(水)10:00~ 仏像移動(新本堂へ搬入)
12月2日(木)10:00~ 〃
2.新本堂・一般公開
令和3年
12月22日(水)10:00~15:00 新本堂・一般公開
12月23日(木)10:00~15:00 〃
12月24日(金)10:00~15:00 〃
12月25日(土)13:00~15:00 〃
12月26日(日)10:00~15:00 〃
3.新本堂・落慶式
令和3年12月25日(土)10:00~11:30 新本堂・落慶式
埼北よみうり この碑なんのひ「石坂養平寿碑」 [句碑・歌碑]
埼玉県民の日 埼玉県誕生150周年記念 全国近代化遺産一斉公開事業 国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」一般公開 [建造物]
坂田医院旧診療所の各所を巡りながら行われた解説報告会
室内の診察室を見学する来場者
11月14日の埼玉県民の日に、埼玉県誕生150周年記念及び全国近代化遺産一斉公開事業として国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」の一般公開を開催しました。毎年恒例の公開事業ですが、今年度は日曜日と重なり、県内外から約70名の方々がお越しになりました。来場者には適宜、建物の歴史や概要の説明を行うとともに、妻沼地域の近代化における坂田医院旧診療所の建築的意義に関する解説報告会を開催しました。文化財建造物をアウトリーチする良い機会となりました。
解説の様子や建物の各所を動画で撮影しましたので、編集後にYouTubeで配信する予定です。また、国立国会図書館及び埼玉県立図書館などには、坂田医院旧診療所の保存活用計画を含む調査報告書が所蔵されています。熊谷デジタルミュージアムの読書室に掲載されているPDF資料と合わせてご参照いただけたらと思います。