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熊谷銘菓「五家宝」のルーツを探る―文化庁「100年フード」認定・有識者特別賞受賞―【熊谷市吉岡公民館ホール(熊谷市村岡) 2022.07.28撮影】 [普及事業]


 令和4年7月28日、熊谷市吉岡公民館において文化庁100年フードを記念した「五家宝」の講演会を開催しました。
 その様子を収録した動画をYouTubeで配信しています。どうぞご参照ください。
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『鑿井竣功碑』再建建立式・記念報告会【熊谷市楊井 2022.05.08撮影】 [普及事業]


 令和4年5月8日、市内楊井において『鑿井竣功碑』再建建立式及び記念報告会を開催しました。
 その様子を収録した動画をYouTubeで配信しています。どうぞご参照ください。
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熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸のおおぼとけ)一般公開 [お知らせ]

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 熊谷市平戸に所在する源宗寺本堂には、薬師如来と観音菩薩の二体の木彫大仏坐像が鎮座し、古くから「平戸の大仏(おおぼとけ)」と呼ばれ地域の人々に親しまれてきました。二体の仏像は、台座を含めると約4メートルに達し、木造の仏像では県内最大規模を誇り、全国的にも希少なものです。
 この二体の仏像を収蔵する源宗寺本堂は、旧来から建造物全体の老朽化が進み、仏像の保存への支障が懸念されていたことから、平成28年「源宗寺本堂保存修理委員会」が発足し、以後、本堂及び仏像の保存修理事業を進めてきました。令和2年12月末に旧本堂を解体し、二体の仏像の仮設小屋への人力での移動を実施しました。令和3年12月上旬、新本堂が竣工し、仏像を元に戻し、本堂の改修工事は終了しました。
 令和3年12月末から令和4年正月三が日にかけて8日間実施した特別公開では、延べ1700名の来場者があり好評を博しました。源宗寺本堂では、令和4年2月以降も、毎月第1・3日曜日に熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸のおおぼとけ)の一般公開を実施しています。この機会に是非お越しください。

開催日時
毎月 第1日曜日・第3日曜日 午前10時から12時まで。

場所
源宗寺本堂(熊谷市平戸644)

交通
JR熊谷駅から徒歩25分。
自動車でお越しの際は熊谷市平戸644へ。本堂裏に駐車スペースあり。

問い合わせ
源宗寺本堂保存修理委員会
事務局 山川宏之(山川会計事務所内)
〒360-0015 熊谷市肥塚887-6
TEL:048-526-5874  
FAX:048-523-7525
URL:https://oobotoke.com/

(ご来場の際は、新型コロナウイルス対策への御協力をお願いします。)

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熊谷市指定文化財棒術公開(昭和34年) [動画]

昭和34年に、市内大麻生上川原に伝わる熊谷市指定無形民俗文化財の「上川原神道香取流棒術」の公開の様子を記録したものです。
この棒術は「神道香取流棒術」と呼ばれる剣技で今日まで470年余り伝えられて来ました。
棒術には表裏の各十二手があり、表十二手のみが公開されています。護身の型の裏十二手は秘技とされ、公開される機会は極めてまれです。
演技は請けの方と遣いの方の二人が組み、長さ三尺の樫の木刀を持ち、刺子の白衣に紺の袴姿で、十二手の型を勇壮に行います。

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新潟の旅-熊谷の名工の足跡を辿る- No.5 龍谷寺 [熊谷の名工]

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 龍谷寺は、新潟県南魚沼市大崎に所在する曹洞宗の寺院です。どっしりとした重厚感のある本堂は、宝暦10年(1760)に再建されたものです。現在も本堂の茅葺屋根はそのままに、鉄板で葺いている他、そのほとんどは建築当時のままで、豪雪地帯における代表的な禅宗様式を伝える貴重なお堂です。
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 本堂の右手には、古代インドの寺院建築を彷彿とさせる観音堂が構え、堂内には戦後日本の復興を祈念して、ハワイの日系移民の浄財によって建立された十一面観音像がお奉りされています。本堂の左奥にある妙光堂には、釈迦如来や十六羅漢像など百二十余体の仏像が安置され、厳かな雰囲気が漂います。
 観音堂左手の渡り廊下を進み、本堂に入ると透かし彫りの欄間彫刻が奥まで続いています。手前から獏、麒麟、唐獅子牡丹が2面。さらに室内の欄間彫刻には2面にわたって得誠和尚の行履を伝える様子が表現されています。その欄間の裏面には、葡萄の木に朝顔の蔦が絡み合い、傍らで蝶が舞う落ち着いた品のある彫刻が彫られています。これらの彫刻は、雲蝶の手によるものです。堂内は撮影禁止のため、ここではその様子をご紹介することはできませんが、欄間の枠から飛び出す勢いのある彫刻や余白を上品に活かした構図から、雲蝶の彫刻技術と芸術性の高さを感じとることができます。
 また、本堂の奥2面の欄間には鳳凰と唐獅子牡丹の彫刻が施されており、これらは源太郎の最後の作と伝えられています。源太郎は、この彫刻を手掛けた後、文久元年(1861)初冬、上州玉村(現群馬県玉村町)において63歳で亡くなりました。雲蝶が手掛けた「葡萄と朝顔」の欄間彫刻には、壬戌(文久2年)晩春の雲蝶の署名が残されています。雲蝶は当時49歳。源太郎と過ごした在りし日に思いを馳せながら、雲蝶はこの彫刻の制作に挑んだのかもしれません。

参考文献
・木原 尚2010 『新装版 越後の名匠 石川雲蝶 足跡と作品を訪ねて』
・八海山龍谷寺パンフレット
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駅弁掛紙11 [その他]

熊谷駅で売られていた駅弁の掛紙の紹介11回目。今回は大澤の「サンドウイッチ」です。
「大澤」は、明治期に行田市で食料品を扱っていましたが、大澤与志松が明治末頃に熊谷にきて、牛乳の製造販売を行う「大澤乳工」を興し、大正6年に熊谷駅で牛乳や雑貨の構内事業者の認可を得ました。今のところこの「大澤」の掛紙は、サンドウイッチしか確認されていないため、他の弁当類は販売していなかったと推測されます。
調整印は昭和5年9月3日午前5時のスタンプが押されています。
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参考:交通新聞「掛紙停車」184:令和4年9月16日

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文化庁全国近代化遺産一斉公開・埼玉県民の日 国登録有形文化財 「坂田医院旧診療所」一般公開 [お知らせ]

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 文化庁全国近代化遺産一斉公開・埼玉県民の日と合わせて、昭和6年に建築された国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」を一般公開します。近代建物として評価の高いレトロな建築意匠をぜひご覧ください。今回の公開では、室内に絵画作品を展示しますので、ギャラリーとしてもお楽しみいただけます。
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会場
坂田医院旧診療所(妻沼1420番地)
日時
2022年11月13日(日)・14日(月)(埼玉県民の日) 10時~15時
入場料
無料
交通
熊谷駅から「妻沼下町」バス停下車すぐ。自動車の場合は坂田医院旧診療所に隣接する「めぬま観光駐車場」をご利用ください。
問合せ
江南文化財センター電話048-536-5062

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新潟の旅-熊谷の名工の足跡を辿る- No.4 西福寺 [熊谷の名工]

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 石川雲蝶の作品群の中でも特に有名なのが、新潟県魚沼市に所在する西福寺開山堂の彫刻です。開山堂は、西福寺二十三世大龍和尚の発願により安政4年(1857)に建立されました。様式は鎌倉時代の禅宗仏殿構造、屋根は茅葺きの二重層で上層は入母屋造り、正面には唐破風向拝を有しています。向拝及び堂内の彫刻はすべて雲蝶によって手掛けられました。
 向拝正面の唐破風下には、鳳凰が舞い、烏天狗が守護し、虹梁の波の彫刻は躍動感に満ちています。左右の柱には、獅子と象の木鼻彫刻が施され、目にはギヤマン(ガラス)が使われています。
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向拝正面 烏天狗と波の彫刻
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向拝 獅子と象の木鼻彫刻
 向拝の彫刻の素晴らしさもさることながら、堂内を一杯に埋め尽くす内部の彫刻群は息をのむ迫力で、観る者を圧倒します。雲蝶の作品は物語性が強く、開山堂内の彫刻は曹洞宗開祖の道元禅師の伝記がモチーフとなっています。三間四方の吊り天井に施された透かし彫りの大彫刻は、道元禅師が宋に修業した際、天童山に行脚の途中、盧山で猛虎に出会ったときの物語です。岩絵の具で、極彩色に彩られた彫刻は、当時のままの色彩で、観る者を魅了します。このほか周囲を囲む欄間彫刻や梁上の彫刻にも、道元禅師の物語が彫られ、雲蝶の作品が堂内にぎっしりと詰め込まれています。
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開山堂堂内※7月~9月に限り、撮影可能。
 また、雲蝶は木彫だけでなく、絵画や石彫などにも優れた才能を発揮しました。西福寺の本堂では、雲蝶が手掛けた襖絵や書院障子なども目にすることができます。雲蝶が手掛けたこれらの作品は、「開山堂の雲蝶彫物附雲蝶筆欄間二面襖絵十六面」として昭和48年(1973)に新潟県の文化財に指定されています。

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 雲蝶の作品で有名な西福寺ですが、実は小林源太郎もこの地に足跡を残しています。開山堂の隣に高くそびえる鐘楼。この鐘楼の彫刻を手掛けたのが源太郎です。開山堂より7年早い、嘉永3年(1850)に建立された鐘楼の四方には、それぞれ蟇股が備わり、その左右を精緻な彫刻が飾ります。東側には亀と水鳥、西側には鷲と小鳥・唐獅子と牡丹、南北両側には源太郎が得意とした龍の彫刻が施されています。天井には、円形状に鶴と雲の彫刻が施され、外側四方に配された象の木鼻彫刻も見事です。
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東側 亀の彫刻
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天井 鶴と雲の彫刻

 梵鐘は、新潟の土屋忠左衛門の鋳造で、三十三体の観音像が模られています。この梵鐘には、天皇のお許しの証である『勅許(ちょっきょ)』の銘があることから、戦時中に重要美術品として認められ、供出除外と指定されてお寺に戻された名鐘です。
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「越後國蒲原郡新潟住 御伊鑄物師 土屋忠左エ門」の銘が刻まれた梵鐘
 

参考文献
・木原 尚2010 『新装版 越後の名匠 石川雲蝶 足跡と作品を訪ねて』
・小出町教育委員会『小出町史 上巻(序説・原始・古代・中世・近世・民俗)』
・曹洞宗赤城山西福寺パンフレット
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「諏訪神社本殿」保存修理事業完了 記念 埼玉県指定有形文化財「諏訪神社本殿」特別公開【諏訪神社本殿(熊谷市上新田) 2022.05.14撮影】 [普及事業]


 令和4年5月14日(土)、埼玉県指定有形文化財「諏訪神社本殿」の保存修理事業の完了を記念して特別公開及び修理報告会が行われました。
 その様子を収録した動画をYouTubeで配信しています。どうぞご参照ください。
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「諏訪神社本殿」保存修理事業スタートアップ企画 埼玉県指定有形文化財 「諏訪神社本殿」特別公開【諏訪神社本殿(熊谷市上新田) 2021.12.11撮影】 [普及事業]


 令和3年12月11日、市内上新田の諏訪神社において、「諏訪神社本殿」保存修理事業スタートアップ企画 として埼玉県指定有形文化財 「諏訪神社本殿」の特別公開を行いました。
 その様子を収録した動画をYouTubeで配信しています。どうぞご参照ください。
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