SSブログ
古墳時代 ブログトップ

野原古墳出土埴輪の調査 [古墳時代]

昨日から國學院大學関係者が、野原古墳出土埴輪の調査のために来所しています。
野原古墳は、全長40m程の前方後円墳で、昭和5年に畑の開墾中に出土した「踊る埴輪」が有名です。現在、その時に出土した他の埴輪等とともに、東京国立博物館に収蔵されています。また、国学院大学博物館にも、踊る埴輪とともに出土したとされる武人埴輪1体が収蔵されています。
その後、昭和37年に発掘調査が行われ、埴輪等が出土してますが、正式な報告書は刊行されていなく、出土遺物は各機関が収蔵しており、全容は掴みきれていないのが現状です。
今回、国学院大学博物館で収蔵する武人埴輪の修復を契機として、各機関で所蔵する埴輪の調査を行うこととなり、当センターにも調査に訪れたということです。
調査では、写真撮影のほか3Dスキャナーによる計測も行い、興味深い新たな知見が得られたようです。今後、國學院大學より調査成果の発表がなされると思いますが、楽しみです。
9AB438F0-D94A-44DD-BF83-6890BD013067.JPGIMG_0329.jpeg
nice!(0)  コメント(0) 

3D 女塚1号墳出土武人埴輪 [古墳時代]

市内上中条の中条古墳群女塚1号墳出土の武人埴輪を3D化してみました。
この埴輪は前方部周溝の外提から出土したもので、高さは68㎝です。文様の描かれた四角い盾を持つ武人を表現しており、頭には笄帽(こうがいぼう)という帽子、顔の両脇には下げ美豆良(みずら)という当時の男性の髪形が表現されています。
https://scaniverse.com/scan/736pys7b2mtrk3qs?fbclid=IwAR0AtX-ZbwUr5op-rG_pCUTj7b8zQClArB8bv6IaQKJ-7avLFJuYk2JTwSc
82116BBD-C55C-438B-BC0F-17BD991329DB.JPG
nice!(0)  コメント(0) 

3D 盾持武人埴輪 [古墳時代]

熊谷市千代の権現坂埴輪窯跡出土の、盾持武人埴輪。3D化してみました。
盾持武人埴輪:頭部から体部まではほぼ完存しているが、背面が焼き歪み、脚部円筒部分が欠失している。正面観の良く整った端正な顔立ちをしており、まぶた、唇などの膨らみを細かく表現し、朱でX字状の入れ墨を表現している。頭頂部の一文字は、髷(まげ)または兜(かぶと)を表現しているものと推定される。盾には、大陸に祖型を持つと推定される武器が付けられている。
現存器高:55cm、時期:6世紀前半。
https://scaniverse.com/scan/yy4jffvhingryljm?fbclid=IwAR261pQhLMjQRIu_k34PIBO6x-UM_AbzRpntFVnlgN5eO8fBX9bgxHX21o4
コメント 2023-06-02 082448.png
nice!(0)  コメント(0) 
古墳時代 ブログトップ