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万吉西浦遺跡発掘調査3 [発掘調査]

発掘調査区域内で、数か所噴砂・墳礫の痕跡が確認されています。
写真は噴砂の後で、長さ1m程の不整楕円形に地割れが確認され、砂と小礫が噴出しています。次の写真が噴砂を建ち割った状態です。断面を見ると、確認面から50㎝程下層に砂の層があり、そこから砂が噴出している状態がわかります。
いつの時期の地震によるものかは不明ですが、縄文時代中期の遺構を切っていることから、それ以降のもので、かなり大きな地震であったことが推測されます。
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万吉西浦遺跡発掘調査2 [発掘調査]

発掘調査は終盤を向かえています。
当初縄文時代の住居跡と思われた遺構は、長径2m程の土壙と判明し、埋甕は屋外の埋甕と判断しました。
写真は、その埋甕を半裁した状態で撮影したものです。波状口縁を呈し、隆帯を渦巻き状に波長部に対応するように貼り付けており、胴部下半はカットされています。煮炊きに使用していた土器を、埋設するにあたりカットした、縄文時代中期後半(約4,000年前)の加曾利E4式土器です。
3D画像はこちら(外部リンクSketchfab)
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万吉西浦遺跡発掘調査1 [発掘調査]

先週の6月16日から、万吉地内に所在する万吉西浦遺跡の発掘調査が始まりました。
現在確認されている遺構は、縄文時代中期の住居跡1、土壙1、時期不明の溝1です。
住居跡は、プラン中央に礫の噴出が確認され、住居廃絶後の地震による噴礫と推測されます。
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前中西遺跡2-12 [発掘調査]

本日で、無事作業終了しました。
先日、遺構外から出土した木製品と思われる遺物を紹介します。
長さ12㎝、幅0.9㎝、厚み0.4㎝の棒状の木製品です、先端部に直径0.3㎝程の穿孔が確認できます。
見た目はアイスの棒、扇子の親骨です。
壁面の埋土から落ちてきたものを踏みつけそれを掘り出したのかと思いましたが、確認面をみると、しっかり埋まっていた圧痕があります。
弥生時代の遺構確認面からの出土ですが、調査区の南側は河川跡で古墳時代の木製品が出土していることから、その時期かもしれませんが、時期・用途不明です。
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前中西遺跡2-11 [発掘調査]

本日、調査区の全体写真を撮影して調査はほぼ終了しました。
確認遺構は、弥生時代の溝1、方形周溝墓1、土壙墓1、住居跡2です。
下の写真は、南側から撮影した調査区のパノラマ写真です。ちょっと歪んでいますが、左手前に住居跡2軒と中央から右手にかけて方形周溝墓と溝跡が位置しています。
明日は機材等片づけて完全撤収します。
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前中西遺跡2-10 [発掘調査]

天候も落ち着き、調査も終盤にさしかかっています。
遺構の掘り下げはほぼ終了し、図面の作成と写真撮影の作業を行っています。
写真は、弥生時代の方形周溝墓を、写真撮影のために清掃を行っているところです。道路幅のため方形に巡る溝の2辺のコーナー部分しか確認されていません。
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前中西遺跡2-9 [発掘調査]

弥生時代の住居跡から出土した、磨製石斧を紹介します。
大きい方の磨製石斧は、長さ約16㎝で、大型蛤刃石斧と呼ばれています。これは、刃先が蛤の腹縁の形に似ていることから名づけられました。石質は緑色岩で、長野県北部地域から持ち込まれたと考えられています。
小さいほうの磨製石斧は、長さ3㎝程ですが、非常に良く磨かれています。石質は蛇紋岩系の石材と推測されます。
2点とも、住居跡床面から5㎝程浮いた状態で出土していることから、住居の廃絶後に廃棄されたものと判断されます。
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前中西遺跡2-8 [発掘調査]

台風とお盆休みのため1週間ぶりに現場を再開しました。
台風の影響で、現場の遺構箇所は水没し、調査区の壁面が3か所崩落していました。
午前中は、排水ポンプによる水の排水と、崩れた土の片付けと、現場復旧作業となりました。
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再度崩落の恐れがある箇所は、単管パイプを打ち込み、コンパネで土留めとしました。
明日から、遅れた作業を再開します。
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前中西遺跡2-7 [発掘調査]

弥生時代中期後半の第2号住居跡の土器の出土状況を3D化してみました。
手前の土器は、ボタン状の円形貼付文がついた、重ね「コの字」状の沈線文様をつけた信州系の土器です。ほぼ完全な形で出土しています。
下記のリンクをクリックすると別サイトに移動し、画像をドラックすると回転することができます。
コメント 2023-08-08 160758.png
https://scaniverse.com/scan/nrebvvpsofn2s3pp?fbclid=IwAR1QqDjThTuICexS4nyomuErbkZiJVGIJpHU0D6EJG9ohQRX11lPr7jHe78
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彩雲と精霊蝗虫 [発掘調査]

本日、ふと空を見上げると、彩雲(iridescent clouds)。彩雲 は、太陽の近くを通りかかった雲に、緑や赤など多色の模様がまだらに見える現象で、昔から瑞相(ずいそう)の一つ、吉兆とされています。
写真では、ちょっとわかりずらいですが、中央の薄い雲の辺りが、赤・青・黄に光っています。
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そしてふと目を落とすと、乾ききった現場の地面にはショウリョウバッタ(精霊蝗虫: Acrida cinerea)。
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本日最高気温36度。36度でも比較的過ごしやすかったと感じる、熊谷の夏でした。
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