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国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」での熊谷市火災防御演習 [建造物]


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国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」での火災防御演習

2022年1月23日(日)、熊谷市妻沼に所在する国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」で熊谷市消防本部・熊谷市教育委員会共催の「火災防御演習」が実施されました。東側玄関ポーチ普及から出火する想定で、白煙が出され、火災発見、初期消火、火災通報など一連の流れを実践し、消防隊による延焼防止措置や逃げ遅れた人員救助訓練が行われました。江南文化財センター担当者は、火災発見から通報などを担い、文化財建造物の保全のために想定されるリスクマネージメントを体感する演習となりました。

毎年1月26日の「文化財防火デー」には、文化財防災に向けた啓発が国内各地で行われています。文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことを契機としています。この事件は国民に強い衝撃を与え、火災など災害による文化財保護の危機を深く憂慮する世論が高まり、翌昭和25年に文化財保護の統括的法律として文化財保護法が制定されました。その後、昭和29年に法隆寺金堂の修理事業が竣工し、文化財保護行政も確立するとともに、文化財保護思想の一層の強化徹底を図るために普及活動事業が行われるようになりました。その一環として、法隆寺金堂の焼損した日であること、1・2月が1年のうちで最も火災が発生しやすい時期であることから、昭和30年に1月26日を「文化財防火デー」と定め、以来、文化庁と消防庁が連携・協力して、毎年、全国的に文化財防火運動を展開しています。


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