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池上遺跡の集落跡と河川跡

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 池上遺跡の令和4年度の発掘調査では古墳時代前期(4世紀)の集落跡が見つかっていますが、合わせて幅40mにもおよぶ河川跡も調査しています。集落を構成する建物跡は河川に沿って建てられていましたが、集落から川の水面に下る斜面からもたくさんの土器が出土しました。これらの土器は据え置かれていた形跡が無く、どれも壊れた物ばかりなので、当時のムラの住人たちが川の中に廃棄目的で投げ入れたと考えています。
 川は生活用水や農業用水を得るために重要だったのと同時に、舟を浮かべて人や物が移動する交通路にもなることから、当時の人びとの生活と川は密接に結びついていたことがわかります。

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