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寺内廃寺の遺物整理から―7 「千年の和釘―4」 [整理作業]

 金堂から出土した釘で変わった釘には、両側に釘先を持つ両頭の釘、「会釘(あいくぎ)」があります。両頭という点で鎹(かすがい)に似ていますが、平板を繋ぎ合わせるときに使うなど「隠し釘」に使用されるようです。平板を繋ぎ合わせる隠し釘の使用方法はどのようなものなのでしょうか。大きいものでは板壁を留めるためのもの、小規模では箱や厨子などの平面部での使用でしょうか。
 寺内廃寺からの出土品はほぼ中央で直角に曲がっていることから、材を直角に曲げての使用が考えられます。
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