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池上遺跡発掘調査について(道の駅整備事業)その6 [発掘調査]

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 現在、発掘調査が進んでいるE区から弥生時代中期の竪穴建物跡1軒と土坑3基が見つかりました。昨年度から道の駅整備事業に伴い調査を行っていますが、弥生時代の竪穴建物跡を検出したのは令和初となりました。
 竪穴建物跡は、まだ調査中のため規模は未確定ですが、6×5m程の楕円形になりそうです。深さは約50㎝と深く、床面の近くから穂摘み具と思われる石器1点や甕形土器などが出土しています。
 第55号土坑は、長さ2.6m、幅1.2m、深さ0.6mの楕円形で、ほぼ完形の甕形土器などの遺物が数点出土しています。かなり大きな穴であるためお墓の可能性も考えられますが、今のところ人骨などは見つかっていません。
 今回の調査によって弥生時代中期の集落域が遺跡の南東域にも広がりをみせることがわかってきました。
 令和4年3月12日(土)に池上遺跡で現地見学会を開催します。
 こちらは、事前予約制となっていますので、予約の方は、熊谷市立江南文化財センター(平日午前10時~16時)で電話のみ受付(048-536-5062)しますので、よろしくお願いします。予約は、令和4年3月10日(木)まで受付中です。

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