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一千部供養塔 [近世]

市内中曽根の大日堂内に建てられている一千部供養塔を紹介します。

この供養塔は、明和6年(1769)に塚本武兵衛により、妙法蓮華経などの経典を一千部読誦したことを記念して建てられた供養塔です。。
正面に「一千部供養塔」、右面に「大日如来江 金七両寄進 蘭間代塚本要助 明和六次己丑歳三月吉烏」、左面に「当所願主塚本武兵衛」。台座の3面には、千部供養に参加した76人程の名が刻まれており、最後に、「天水山岸権七」と刻まれています。
山岸権七は、18世紀後半の大里郡屈戸の石工で、石造物に自分の名前を彫る際、「新川天水」「天水川岸」と表記していることから、熊谷市津田新田辺りに住んでいたと推測されています。また、「権七正方」と「権七英正」の2つの名があり、2代続いた石工と考えられています。
現在、権七の作品は、近隣市町に6例程確認されています。
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