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池上遺跡発掘調査について(道の駅整備事業)その3 [発掘調査]

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 今回は、長らくお知らせしていなかった発掘調査についてお知らせします。令和2年度より継続調査している池上遺跡では、現在、幅30mほどの河川跡が発見されていますが、この川岸から井戸跡が検出されました。この井戸は、河川がある程度埋没した後、掘り込まれており、1辺50㎝ほどの方形の木組枠が残っています。時期は、平安時代と考えられ、井戸としてはやや小さく、周辺には土器や小礫が多数集中して出土しています。さらに墨で文字を書いた土器も多数出土しています。このことから日常的な用途というよりは、水辺の祭祀が行われた可能性が考えられます。また、この北側を過去に調査したときに、平安時代の集落跡が確認されているため、こことの関連を考えながら、慎重に調査したいと考えています。
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