SSブログ

国登録有形文化財 建造物 「旧長島家住宅主屋」 [建造物]

国登録有形文化財 建造物に指定された「旧長島家住宅」の8つの建造物のうち、今回は主屋を紹介します。
旧長島家住宅主屋は、江戸時代中期から大里地域の名主職として活躍したほか、豪農及び商家としての特質を併せ持つ長島家の本家建造物として、同地を象徴する邸宅に位置付けられます。
昭和時代には、埼玉銀行頭取など要職を歴任し、埼玉県の経済分野における重要人物となった長島恭助氏の生家としても知られ、現代における地域産業の歴史とも密接に関係する同住宅において、その中心的建造物が主屋です。茅葺屋根から銅板葺への変更も、茅葺の交換に要する労力等に鑑みて、保存状況のより良い方策として実施されたものと考えられます。保存修理の経過の中で母屋内の展示室の整備や、貴重な美術品などが収蔵されている意義は大きく、同地域を代表する江戸時代後期の民家住宅建築として現在へ保存され、周辺の屋敷森や庭園とともに、集落の歴史的景観に寄与する貴重な建造物と評価されます。
所在地 小八林1022
所有者(管理者) 公益財団法人長島記念財団
構造・形式 木造平屋建銅板葺、南面一部瓦葺、建築面積209.49㎡
年代 江戸時代後期/昭和20年頃増築/昭和50年屋根改修/平成2年改修
pj013_1 (1).jpg
E59FBCE78E89E79C8C_E697A7E995B7E5B3B6E5AEB6E4BD8FE5AE85E4B8BBE5B18B_28_E5AEA4E58685E795B3E983A8E5B18BE58685E8A6B31-1.jpg
pj013_2 (1).jpg
nice!(0)  コメント(0)