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きかは便郵120 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介120回目。今回は「熊谷町役場と斎藤町長」です。
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「埼玉県大里郡熊谷役場」と表札の掲げられた門柱の中に、明治39年熊谷町役場として建設された、木造2階建て、瓦葺の建物が写っています。
この建物は、本町一丁目地内の千形神社に隣接して建てられたもので、昭和8年熊谷市政施行に伴い新庁舎が建設されるまで使用されていました。その後、戦災を免れ、市立公民館・図書館分室として利用され、昭和55年に取り壊されました。現在は、門柱2本が現地に残されています。
右上の人物は、熊谷町長の斎藤茂八(1885-1964)です。
大正10年に熊谷町長に当選した後、県議会議員を歴任し、昭和14年熊谷市長となります。熊谷町長時代には、熊谷大火の復興に献身的な努力を重ね、今日の熊谷市街地の区画整理の基礎をつくりました。
俳句に親しみ、「紫石」と号し、政界引退後は、市内石原に「紫石巣」と称する居を構え、幽居生活を送ります。昭和34年5月には、熊谷市指定記念物名勝「星渓園」内に句碑「老いらくの 苔に花咲く 心地かな」が造立されています。
157.jpg星渓園斎藤紫石句碑

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