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星溪園1 [建造物]

熊谷市指定記念物名勝「星溪園」は、竹井澹如が元和年間からある池を中心に名石、石造物を配置して造った名園です。昭和25年に熊谷市が譲り受け、昭和29年に市の名勝として指定しました。 平成2年から4年にかけて園内の整備が行われ、老朽化の見られた建物は、数奇屋感覚を取り入れた上で復元されました。
復元以前の写真がありましたので紹介します。
今回は、星溪寮です。星溪寮は、木造瓦葺切妻造の建物です。床面積103.74㎡で、慶応年間から明治の初め頃にかけて、他所から移築された最も古い中心的な建物です。玄関入口には湛如翁書「晴好雨奇別乾坤」の木彫額、部屋には藤森大雅書「清慎勤」、古賀精里書「閑情小趣」の扁額が掲げられていました。主室は、8帖の和室、次の間の4帖の和室と3帖の和室からなり、建物の南側に接続して茶室が設置されていました。写真では、亜鉛引鉄板葺きの寄棟建物が茶室と思われます。
〈参考〉
『熊谷市指定文化財 星溪園建物概要報告書』昭和63年 (社)埼玉建築士会大里支部 星溪園建物調査委員会
105_星溪園02.jpg
106_星溪園03.jpg
P1010621.JPG現在の星溪寮
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