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オートバイサーカス [その他]

昭和28年に熊谷市内を写した写真を紹介します。
場所は不明ですが、オートバイサーカスの興行を行っている木造の仮設小屋が写っています。小屋の前には実物のオートバイが展示されています。
掲げられた木製看板には、オートバイの絵が描かれており、大きな幟旗が立てられています。看板には「■■■懸賞金付!特別大興行 決死的大冒険 直立■壁曲乗り」と書かれています。
この他熊谷市内では、上熊谷駅前広場で、シバタ大サーカスが大正11年から昭和38年まで、矢野大サーカスが昭和26年頃、カキヌマ大サーカスが昭和45年、赤城久伊豆神社境内で東京サーカスが昭和57年に興行を行っています。シバタサーカスの初代団長柴田隆英は、昭和2年熊谷講演中に急死したため、熊谷寺の墓地に葬られました。
熊谷は関東でも有数のサーカスが数多く興行を行った町でした。
〈参考〉
「コラム 絵葉書で見る熊谷の歴史⑩」『熊谷市史研究』第13号 令和3年 熊谷市教育委員会
「熊谷懐古点描⑨サーカス」『一枚の絵葉書から学ぶ発行当時の熊谷の郷土史』 令和5年 熊谷雑学研究所
サーカス公演2.jpg
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07 青桐会【第16回地域伝統芸能今昔物語 熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール 2023.11.23撮影】 [動画]

青桐会は安井博親(荻江幸代)氏を会主として、山田流箏曲を主に、世代を超えた伝習と日々の錬磨を続けています。
荻江節は江戸時代中期に長唄の唄方を引退した荻江露友(不詳~1787)が、座敷での演奏の機会に、鳴り物を用いず、三味線のみで唄うことを始めたことから、この「荻江の節」を発端として「荻江節」の流れが確立されました。
今回演奏する「竹」は、松竹梅で語られる縁起物の舞踊に花を添える演奏として知られ、その優美な雰囲気の中に、まさに竹が伸び行くような力強さもある名曲です。荻江節伝承の第一人者、安井博親氏と、田村博子氏の三味線による演奏からは、荻江節の神髄とも表現できる繊細かつ情感ある声と音が美しく響きます。

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Sketchfabで3D画像の公開を始めました [普及事業]

この度、Sketchfabにて熊谷市内に所在する文化財の3D画像の公開を始めました。
現在公開している画像は、「押切波乗り弁財天」、「権現坂埴輪窯跡出土盾持人物埴輪」、「中条古墳出土盾持人物埴輪」、「樋春穴薬師」の4点ですが、今後順次増やしていく予定です。
QRコードまたは次リンクから、公式ページをご覧ください。followもよろしくお願いします。
スケッチファブA4.jpg
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長島勘助 [近代]

市内小八林出身の長島勘助(1864-1934)を紹介します。
勘助は、元治元年(1864)小八林の地主長島茂の子として生まれました。師範学校を卒業し、地元小学校教師となるが、明治28年、熊谷町の鴨田半三郎から座繰り製糸「日進館」を譲受け実業の道に進みます。
明治29年には剣術の他流試合免許を柿沼村の四分一道場(昭文館)より受け、自宅に剣術道場「鉄心館」を開設、その後熊谷町、吹上村に分館を開設しました。
明治31年に創立直後の「熊谷製糸株式会社」経営を引き受け社長となり、ユニークな経営で会社は発展し、10割配当2回等高配当を行い株主を優待しました。大正14年、熊谷大火で工場を焼失しますが、かねてより計画していた吹上分工場を急遽建設するとともに、石原に本社工場を再建しました。昭和5年社長職を娘婿の舞原勘一に譲り引退しています。
また、明治39年から昭和8年まで忍商業銀行吹上出張所所長を務めています。
政治家としては、明治36年から大正13年まで、吉見村会議員、明治36年から44年まで大里郡会議員、大正7年吉見村村長に就任しています。
晩年は、東京まで南画を習いに通い、雁画を好んで描きました。
息子は、㈱埼玉銀行代表取締役頭取、会長、相談役を歴任し、経済界で活躍した長島恭介(1901-1992)。
写真は、昭和初年の石原工場操糸工場の内部。女性が、煮た繭玉から糸を撚り合わせ、中央の糸車に巻き取らせる操糸作業を行っています。
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荻野吟子誕生祭 [その他]

3月3日は、熊谷出身の日本公許登録女性医師第1号の荻野吟子(1851-1913)の誕生日でした。
市内俵瀬の荻野吟子記念館では、3月1日~3日にかけて、NPO法人阿うんの会による生誕祭が行われました。
川津桜(妻沼地域では荻野吟子の誕生日前後に咲くことから吟子桜と呼称)が開花する中、紙芝居、マジックショー、八木節の披露等のイベントが行われ、大勢の方々が来館していました。
IMG_2739.JPG荻野吟子の紙芝居。窓の外には吟子桜
IMG_2740.JPG市指定文化財史跡「荻野吟子生誕之地」
IMG_2741.JPG開花した川津桜(吟子桜)
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06 生田流箏曲雅会・筝和くわく塾【第16回地域伝統芸能今昔物語 熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール 2023.11.23撮影】 [動画]

生田流箏曲雅会は、流派を超えた真のあるべき箏曲の美しさや素晴らしさを伝えるために、会主の齊藤雅楽和氏を中心に、様々な舞台にて演奏を披露しています。また、文部科学省・文化庁委託事業として、箏和くわく塾を運営し、多くの若き演奏家の育成を行っています。今回は齊藤氏が同演奏会のために作曲した箏曲「直実ぶし変容」が演奏されました。
箏曲「直実ぶし変容」は、熊谷出身の武将・熊谷次郎直実を描いた民謡の「直実ぶし」を題材としました。曲の描写は、源平の武将たちが、馬に乗って集まって来る様子から始まり、後に直実ぶしの旋律から離れ、源平合戦、「須磨」「一の谷の戦い」を彷彿させた、激しい場面へ展開し、また民謡の原曲に戻り終曲すします。

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