SSブログ

荻野吟子生家の絵 [展示]

熊谷市立荻野吟子記念館に展示されている荻野吟子の生家が描かれている絵を紹介します。
この絵は、群馬県千代田町の田島功一氏が描いたもので、現在は利根川の堤外となっている吟子の生家が復元的に描かれています。「荻野吟子生誕地俵瀬から対岸赤岩を望む」と記載され、荻野吟子の生家を、南上空から描いた水彩画です。
俵瀬村の名主を務めた荻野家は、広い敷地に寄棟造の長屋門と笠塀で囲まれています。中央に瓦葺2階建ての母屋、西側に2棟の蔵、東側には納屋が建てられています。母屋の屋根には養蚕用の高窓(抜気窓)が2つ設けられています。 屋敷の北側には防風林が植えられており、東側には利根川に注ぐ小川が流れ、南西には池があります。 周囲は、茅葺屋根の家々と畑があり、様々な作物が植えられています。 屋敷の裏手には、葛和田渡船場の桟橋があり、利根川には、江戸からの物資を運ぶ帆掛け船が上っています。対岸は、赤岩村の集落で、森の中には、生家の長屋門を移築した光恩寺の屋根が見えます。 遠方の山並みは、男体山をはじめとする日光連山が描かれています。
ginkoseika.JPG
nice!(0)  コメント(0)