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東善寺木造阿弥陀如来立像の埼玉県有形文化財指定について [お知らせ]

このたび埼玉県教育委員会では、埼玉県文化財保護審議会の答申を受け、3月11日開催の教育委員会において「東善寺木造阿弥陀如来立像」を県指定有形文化財の新規指定審議し、これを決定し、3月15日(金)の県報告示により、正式に指定となりましたのでお知らせします。
木造阿弥陀如来立像(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)は、熊谷市代に所在する曹洞宗東善寺に伝来した阿弥陀如来立像です。針葉樹の一木造で、玉眼(水晶をはめ込んだ眼)、漆箔(しっぱく:漆で金箔を貼る)の仏像です。像高69.0cm。伝来の経緯は不明ですが、その作風や洗練された技法から快慶もしくは快慶周辺の仏師による制作と考えられ、制作時期は13世紀前半と推定されます。本県における13世紀前半の仏像のうち、製作優秀で文化史上貴重なものと評価されました。
本仏像は現在、熊谷市立熊谷図書館に寄託されています。
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