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駅弁掛紙19 [その他]

熊谷駅で売られていた駅弁の掛紙の紹介19回目。今回は秋山亭の「御寿し」です。
薄赤一色の印刷で、紅白の幕と開花した桜のイラストが描かれています。上中央には「御寿し」「一降り二乗り三発車」、右下の円内には、「名所 熊谷寺西へ八丁 熊谷堤の櫻■木里余に及ぶ 池亭西へ八丁 上忍観音南1里 秩父羽生方面電車接続点」、左下には「お降りの方は お忘れものないやう一駅手前か良御用意を願います」「熊谷驛 秋山」と記されています。
定価は金貮拾銭で、調整印は、(昭和)2.4.13午後六時の印が押されています。枠外下には、鐵道構内営業人組合東京下谷中根岸山水社印行と記されています。
秋山亭御寿し.jpg

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3D 大我井神社福石 [その他]

市内妻沼の大我井神社境内の福石を3D化してみました。
画像を回転させ、福石の上部をみると、ポットホール状の窪みが数か所確認されることから、この安山岩は、浅間山から墳出後、利根川の中に水没していたことがうかがえます。その後、洪水時に妻沼の地まで流されてきて、祀られた経緯をたどったものと思われます。
*ポットホール:水の流れで窪みにはまった小石が回転して、その力によって削られた鉢状の穴。甌穴(おうけつ)。
https://scaniverse.com/scan/u5ycdf3nwewvm4s5?fbclid=IwAR1d0wQnvkj3A-GJ1kwCn6eVFfLMcbRAdjW32DgjRycraxreY65Kv_pXMVI
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3D [その他]

iPhoneとフリーアプリScaniverseで、江南文化財センターにある「踊る埴輪」の置物を3D化してみました。
画像をタップすると、くるくるして見ることができます。
撮影・編集時間は数分で、movie出力、簡易計測もでき、気軽に3D画像が作れる時代になりました。
下記URLをクリックすると、別画面で3D画像が表示されます。ドラッグすると画像を回転させることが出来ます。
https://scaniverse.com/scan/zmqbdp4x2w2i2trm?fbclid=IwAR2O925RtXoHfY_ljlOhXAgmGgJ2IWE923iG7Elgqv8yZN71i6DG2PCUTOE
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ふくの神 [その他]

昨年、市内前中西遺跡の発掘調査に伴う、表土剥ぎの際に出土したフィギュアを紹介します。
剃髪された頭には深い皺が刻まれ、長いあごひげをたくわえ、にこやかにほほ笑む老人。右手には杖を持ち、後ろに「福」と書かれた半纏を着て、足には草鞋を履いています。樹脂製で、全高6.1㎝、草鞋長1.8㎝、頭径1.8㎝を測り、自立します。
さてこのフィギュアは何か。ぱっと見は、ビックリマンチョコのキャラクター「花咲き仙人」か、七福神の福禄寿かと思いましたが、ヒントは背中の「福」の字の下に刻まれた「ふくの神 水木・東動」にありました。「水木」は「水木しげる(1922-2015)」、「東動」は「東映動画」です。
画像検索では、あまり人気の無いキャラクターなのか、これと同じフィギュアは確認できませんでしたが、当時の消しゴムに同じポーズをとるものがあり、水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」の中に出てくるキャラクター「ふくの神」であることがわかりました。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、昭和43年から東映動画の制作でテレビ放映され、当時の子どもたちに人気を博しました。したがってこのフィギュアの製作年代もその頃と推測されます。
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星溪園で素敵な思い出を残してみませんか。 [その他]

 星渓園は、竹井澹如翁が別邸を設けた慶応年間から明治初年にかけて作られた回遊式の庭園で市の名勝に指定されています。元和9年(1623)に起きた荒川の洪水で星渓園の西片にあった土手が切れてできた「玉の池」を中心に、竹林を植え、名石を集めて造られました。
正門をくぐり園内に入ると玉の池を囲むように散策路があり、四季折々の風景を楽しむことができます。また、園内には、星溪寮、松風庵、積翠閣の3つの建物があり、お茶会や成人式、結婚などの記念撮影の場としてもご利用いただけます。
 四季折々の色鮮やかな自然を借景に、星渓園で素敵な思い出を残してみてはいかがでしょうか。
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撮影:きゅ〜@harmonicagraphy(https://instagram.com/harmonicagraphy?igshid=YmMyMTA2M2Y=
・この写真は星渓園利用者のカメラマンきゅ〜(@harmonicagraphy)さんにご提供いただきました。

利用案内
開園時間
9時から17時まで(11月1日から2月末日までは、9時から16時まで)
休園日
月曜日と12月27日から1月4日までの年末年始(ただし月曜日が休日の場合は翌日になります。)
所在地
熊谷市鎌倉町32番地(JR熊谷駅から徒歩約18分、秩父鉄道上熊谷駅から徒歩約3分)駐車場は6台分ですので、満車の場合は市営本町駐車場をご利用ください。
料金
入園は無料ですが、建物など施設を利用する場合は、有料になります。施設を利用予約するには、事前に利用者登録の手続きが必要です。
↓詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/seikeien_kai201910.htm

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駅弁掛紙18 [その他]

熊谷駅で売られていた駅弁の掛紙の紹介18回目。今回は秋山商店の「特製 幕の内弁当」です。
平安時代の末期の寿永3年/治承8年2月7日(1184年3月20日)に、摂津国福原および須磨で行われた一の谷の戦いの一場面で、沖へ逃げる敦盛を、直実が扇を挙げて呼び止める場面が描かれています。
定価500円。調整印から、昭和53年4月20日に製造販売されたものと判断されます。
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駅弁掛紙17 [その他]

熊谷駅で売られていた駅弁の掛紙の紹介17回目。今回は清水屋の「上等 御弁当」です。
中央には、春の熊谷桜堤と荒川に浮かぶ川船が描かれています。欄外には「御注意 空箱を窓から投げないで腰かけの下にお置き下さい!」「販売品と従業員の営業振りに付き御心付きの点は鉄道係員へ御申告願ひます」と書かれています。下欄には「鉄道構内営業人組合東京下谷中根岸山水社印刷」とあります。
右上には、「調整 (昭和)5.10.21 午前8時」と調整日時のスタンプが押されています。
右下の切符の枠中には、調整元の「熊谷驛 清水」と記されています。
これとまったく同じデザインの掛紙が、以前紹介した駅弁掛紙1で紹介した「秋山亭」でも使用されていました。同じ駅の構内で同デザインの同印刷所で刷られた掛紙の弁当が、2社から発売されていたことになります。
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駅弁掛紙16 [その他]

熊谷駅で売られていた駅弁の掛紙の紹介16回目。今回は大盛商店の「幕の内弁当」です。
青いのれんのイラストに「幕の内弁当 大盛商店特製」と書かれています。
左下には、「当駅より名所案内 熊谷寺直実墓址 バス五分 桜の名所熊谷堤 徒歩一〇分 国立公園奥秩父 電車八〇分 長瀞自然科学博物館 電車五〇分 松山城址 バス 四〇分 吉見百穴 バス 五〇分 足袋の行田市 バス二〇分電車一〇分」「¥150」「御願い空箱は車窓外に投げないで腰掛の下へお置き下さい」と、右下には、ヒョウタンのイラストの中に「熊谷駅 合責会社 大盛商店 TEL九九九」と記されています。
調整印は薄く判読が難しいですが、(昭和)39.8.11と思われます。
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小正月の飾り物―ケズリ花 [その他]

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昭和時代も遠くなりつつあるのか、筆者もどっぷり昭和の育ちなので、かつて当たり前に見た風景や行事も記憶のかなたの存在になっています。そんな昨今、久しく見ていなかった小正月の作り物に出会いましたのでご紹介します。
 小正月は、かつての日本では重要な期日にあたり農作業をはじめ様々な行事が行われました。生業にかかわる安心や安全を祈り、作物の豊穣を期待する予祝的な行事が主なものです。
 写真は、県央の古民家に飾られた「ケズリ花」と呼ぶ白木の肌を細かく削り、削り起こし部分を房状にしつらえたものです。小正月に養蚕の成功を期するため繭玉などともに飾られたものです。民家の周囲に自生する接骨木(ニワトコ)やオッカドなど白い肌のケズリやすい真っすぐな幹を持つ木が使われました。北海道を含め日本全国で作られていました。関東地方では、養蚕が盛んだった埼玉や群馬ではどこの農家でも飾られていたものです。起源は不詳ですが、明治時代の初めには地域の歴史に早くから目を向けていた好古家の人々にも注目されていました。
 旧江南町冑山の好古家として著名な根岸武香もその一人で、明治20年(1987)に「東京人類学会報告15」に坪井正五郎の「削り掛けの種類及び沿革」を受ける形で「正月十五日武蔵国四郡にて歳神に奉る種々の物」として挿図入りで報告しています(図)。第九図(十六花)が16段のケズリ花で、写真のケズリ花は16段と同じです。16段とする意味はカイコの足の数に倣うといわれていました。
 地域の生活史にも目を向けていた好古家の仕事を再発見した日でした。
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雪の日の回想 [その他]


数日前に熊谷でも降雪があり、江南文化財センターの駐車場も雪に覆われ、職員で雪かきをしました。一部交通にも支障があり、公共交通機関の利用に切り替えて来場された方もいらっしゃいました。センターの前には市内循環バス・ゆうゆうバスのほたる号のバス停があり、乗車される方の様子を見ると、さながら北国のようでした。

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