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3D [その他]

iPhoneとフリーアプリScaniverseで、江南文化財センターにある「踊る埴輪」の置物を3D化してみました。
画像をタップすると、くるくるして見ることができます。
撮影・編集時間は数分で、movie出力、簡易計測もでき、気軽に3D画像が作れる時代になりました。
下記URLをクリックすると、別画面で3D画像が表示されます。ドラッグすると画像を回転させることが出来ます。
https://scaniverse.com/scan/zmqbdp4x2w2i2trm?fbclid=IwAR2O925RtXoHfY_ljlOhXAgmGgJ2IWE923iG7Elgqv8yZN71i6DG2PCUTOE
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「里帰り! 西別府廃寺採取「古瓦」展」 [展示]

江南文化財センターホールで、下記のとおり「里帰り! 西別府廃寺採取「古瓦」展」を開催しています。
この度、長らく他所に預けられていた西別府廃寺所用の瓦等の資料が、熊谷市立江南文化財センターに返還されました。返還された資料は、西別府廃寺の寺院建物の屋根に葺かれていたと考えられる軒丸瓦、軒平瓦、平瓦のほか、瓦塔の計7点です。また、返還資料とともに、参考として発掘調査により出土した資料や市指定文化財「古瓦」の資料も併せて展示しています。

会  期 令和5年5月10日(水)~9月29日(金)
会  場 熊谷市立江南文化財センターホール(熊谷市千代329)
開館時間 午前9時~午後5時
休 館 日 土・日・祝日
電  話 048-536-5062
展 示 品
1 単弁12葉蓮華文軒丸瓦 8世紀前半
【参考】 2 単弁12葉蓮華文軒丸瓦 8世紀前半  第2次調査 第1号瓦溜り状遺構
3 単弁9葉蓮華文軒丸瓦8世紀後半
【参考】 4 単弁9葉蓮華文軒丸瓦 8世紀後半 第2次調査 遺構外
5 単弁8葉蓮華文軒丸瓦 8世紀後半
【参考】 6 単弁8葉蓮華文軒丸瓦 8世紀後半 市指定考古資料「古瓦」(安楽寺所蔵)
7 鏃状連弁6葉軒丸瓦 9世紀中頃
8 三重弧文軒平瓦 8世紀前半
【参考】 9 三重弧文軒平瓦 8世紀前半 第2次調査 第1号瓦溜り状遺構
10 軒平瓦または平瓦 8世紀前半?
11 瓦塔(屋蓋部)8世紀後半~9世紀初頭
【参考】 12 瓦堂(屋蓋部)8世紀後半~9世紀初頭 第1次調査 遺構外

この機会にぜひご覧ください。
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ふくの神 [その他]

昨年、市内前中西遺跡の発掘調査に伴う、表土剥ぎの際に出土したフィギュアを紹介します。
剃髪された頭には深い皺が刻まれ、長いあごひげをたくわえ、にこやかにほほ笑む老人。右手には杖を持ち、後ろに「福」と書かれた半纏を着て、足には草鞋を履いています。樹脂製で、全高6.1㎝、草鞋長1.8㎝、頭径1.8㎝を測り、自立します。
さてこのフィギュアは何か。ぱっと見は、ビックリマンチョコのキャラクター「花咲き仙人」か、七福神の福禄寿かと思いましたが、ヒントは背中の「福」の字の下に刻まれた「ふくの神 水木・東動」にありました。「水木」は「水木しげる(1922-2015)」、「東動」は「東映動画」です。
画像検索では、あまり人気の無いキャラクターなのか、これと同じフィギュアは確認できませんでしたが、当時の消しゴムに同じポーズをとるものがあり、水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」の中に出てくるキャラクター「ふくの神」であることがわかりました。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、昭和43年から東映動画の制作でテレビ放映され、当時の子どもたちに人気を博しました。したがってこのフィギュアの製作年代もその頃と推測されます。
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熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)クラウドファンディング実施中 [お知らせ]

 埼玉県熊谷市の源宗寺には江戸時代初期に制作された「平戸の大仏」が伝わっています。県内の木造寄木造の仏像としては最大級で、熊谷市の文化財にも指定されています。   
 近年の調査で老朽化が著しいことが判明し、3年にわたり修復を進めています。現在は修復の2期目の作業が進行中。今回は造形的に重要な欠損部分の復元を行い、いよいよ修復が完結します。そのための修復費をクラウドファンディングで募っています。
 地域に残る貴重な文化財を守り、後世に残していくため、クラウドファンディングを通して皆さまのお力をお借りできれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!
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【目標金額】
120万円
【募集期間】
2023年4月26日(水)~6月13日(火)
【リターン】
ポストカード・修復報告書・御朱印・仏像内にお名前納入・オリジナル落雁・オリジナルラベル日本酒・絵馬・麻袋・大仏持物レプリカ など
【お問い合わせ】
源宗寺護持会(担当:高橋俊雄)
〒360-0021
埼玉県熊谷市平戸1968番地1
TEL:090-8644-3946
Email:taka-2003@jcom.zaq.ne.jp

プロジェクトの詳細・ご支援はこちらから
https://camp-fire.jp/projects/view/670275

※ネットでの申込やデジタル等での払込が難しい場合には、現金にて代理受理も行っています。源宗寺護持会クラウドファンディング事務局長(高橋俊雄:090-8644-3946)までご連絡ください。

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星溪園で素敵な思い出を残してみませんか。 [その他]

 星渓園は、竹井澹如翁が別邸を設けた慶応年間から明治初年にかけて作られた回遊式の庭園で市の名勝に指定されています。元和9年(1623)に起きた荒川の洪水で星渓園の西片にあった土手が切れてできた「玉の池」を中心に、竹林を植え、名石を集めて造られました。
正門をくぐり園内に入ると玉の池を囲むように散策路があり、四季折々の風景を楽しむことができます。また、園内には、星溪寮、松風庵、積翠閣の3つの建物があり、お茶会や成人式、結婚などの記念撮影の場としてもご利用いただけます。
 四季折々の色鮮やかな自然を借景に、星渓園で素敵な思い出を残してみてはいかがでしょうか。
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撮影:きゅ〜@harmonicagraphy(https://instagram.com/harmonicagraphy?igshid=YmMyMTA2M2Y=
・この写真は星渓園利用者のカメラマンきゅ〜(@harmonicagraphy)さんにご提供いただきました。

利用案内
開園時間
9時から17時まで(11月1日から2月末日までは、9時から16時まで)
休園日
月曜日と12月27日から1月4日までの年末年始(ただし月曜日が休日の場合は翌日になります。)
所在地
熊谷市鎌倉町32番地(JR熊谷駅から徒歩約18分、秩父鉄道上熊谷駅から徒歩約3分)駐車場は6台分ですので、満車の場合は市営本町駐車場をご利用ください。
料金
入園は無料ですが、建物など施設を利用する場合は、有料になります。施設を利用予約するには、事前に利用者登録の手続きが必要です。
↓詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/seikeien_kai201910.htm

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きかは便郵137 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介136回目。今回は「株式会社熊谷電気館」です。
この写真は、大正15年から昭和8年の間に撮影された、熊谷町大露路の星川沿いに所在した「熊谷電気館」の建物です。
「電気館」とは、家電販売店ではなく、映画館の名称として使用されていました。日本最初の映画館は、明治36年に、浅草六区に「浅草電気館」として設立され、その後これに倣って日本全国に多数の「電気館」ができました。
「熊谷電気館」は、明治30年に設立された劇団「梅盛座」が、時勢の推移により映画が上映されるようになると廃業し、大正8年に「電気館」と改め、映画専門館として営業を開始したものです。当初の建物は、大正14年5月13日に熊谷大火で焼失し、翌年に写真の建物に再建されました。
再建された建物は、大正ロマンを感じさせる3階建ての建物で、建物前には「熊谷電気館」ののぼり旗や、「特別上映鞍馬天狗大会」の立て看板が立てられています。建物入り口の上には、「熊谷電気館」の文字をウサギが持つ看板が設置されています。青海波紋が背景に描かれており、因幡の白ウサギをモチーフとしていると思われます。
建物前の砂利敷きの道路には、鞍馬天狗を見たいのか、「熊谷電気館」を見つめる子どもが写っています。
前回紹介した「熊谷座」とともに、芝居小屋から映画館へと推移した、当時の熊谷の様子を伝える貴重な写真です。
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寺内廃寺の遺物整理から―7 「千年の和釘―4」 [整理作業]

 金堂から出土した釘で変わった釘には、両側に釘先を持つ両頭の釘、「会釘(あいくぎ)」があります。両頭という点で鎹(かすがい)に似ていますが、平板を繋ぎ合わせるときに使うなど「隠し釘」に使用されるようです。平板を繋ぎ合わせる隠し釘の使用方法はどのようなものなのでしょうか。大きいものでは板壁を留めるためのもの、小規模では箱や厨子などの平面部での使用でしょうか。
 寺内廃寺からの出土品はほぼ中央で直角に曲がっていることから、材を直角に曲げての使用が考えられます。
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