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歓喜院奉納額 [近代]

昭和27年に、妻沼聖天山の開扉記念として発行された4枚組の写真を紹介しましたが、その「造りもの」は、明治後半から昭和60年代にかけて活躍した、本庄市の人形師松崎家三代の2代目富司(1902-1958)によって造られたものです。
歓喜院には、松崎家初代福松(1859-1935)が作成した、装飾昇竜図の絵馬が奉納されているので紹介します。
この絵馬は、児玉郡本荘仲町(現・本庄市)の江森忠四郎が奉納したもので、中央には龍が下部には波の装飾が描かれています。左側に、「児玉郡本荘町 人形師米福■ 松崎福松」と記されています。
米福は、松崎家の屋号です。松崎家は、「造りもの」ほか、菊人形、山車人形の制作も手掛けており、本庄市・太田市・足利市・佐野市・館林市などでも、その作品が確認されています(福原敏男:2014)。

参考:福原敏男「等身大人形の造り物」『はれのかたち』岩田書院
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