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源宗寺本堂解説板の設置 [建造物]

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 現在進行中の源宗寺本堂保存修理事業に際して、昨年度作製した解説板を堂前に設置しました。木工事などが進む中で周辺工事に支障があったことから、機を見て設置しました。解説板には、市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の概要や解体前の本堂の様子を写真で紹介しています。また、保存修理事業の開始から今日までの流れについても含む内容になっています。12月の竣工に向けて、着実な進捗が果たされるように準備を進めていく予定です。皆様のご理解とご協力をお願い致します。



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映像アーカイブスに向けた寺院建造物の撮影 [建造物]

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室内の様子もドローンで撮影した

 来年度の市民協働「熊谷の力」事業に向けて熊谷市内の歴史文化を主題とした映像記録を作成するアーカイブス事業が提案されています。その実施採択に向けたプレゼンテーションを今月末に控え、映像記録の素材をデータ化するための撮影が、その一例として熊谷市平戸の源宗寺で行われました。現在、改修中でありますが、応募団体の技術者がその様子をドローンや4Kカメラで撮影しました。編集後、プレゼンテーションの際に発表されます。またその試作映像については後にYouTubeで公開する予定です。



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源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

 9月8日、市内平戸の源宗寺では外壁の左官工事が行われていました。
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 白く美しい漆喰壁は、4回塗り重ねを行っているそうです。まず下地にセメントを塗り、その上に粘着剤を混ぜた塗料を雨水が漏らないよう2回重ねて塗り、仕上げに漆喰を塗っています。
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 柱と壁の間の隙間には、防水性を高めるためにコーキングを詰めています。
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 また壁が雨水によって劣化しないように、上部の外壁にも水切りを設けています。
 職人さん曰く、建物上部は庇が長いため雨が吹き込むことは考え難く、通常であればそこまでやらないのだとか。壁面を4回も塗り重ねるところもあまりないのだそうです。「平戸の大仏」の収蔵施設ということで入念に、丁寧な施工が行われています。コテ1本で真っ平に仕上げていく様子は、まさに匠の技です。


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星溪園のイチョウ高木伐採 [記念物]


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枝葉の伐採

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幹部分を切り除き、クレーンにより持ち上げる

 熊谷市指定名勝「星溪園」の東側にあるイチョウの木の高木の伐採を行いました。昨年、この高木の一部が落下し、屋外トイレの屋根に直撃し被害が生じました。このことから予防的な意味を含めて、本年度の事業として実施しました。高所作業車を利用しながら、徐々に枝葉を切り、最後に幹部分を切り除く方法を採りました。樹木の植生は自然の流れで育むことが理想ですが、都市部での名勝での管理においては半ば強制的にも感じられますが、倒木の危険性などを踏まえながら、適宜、状況を見ながらの対応が必要となります。作業はほぼ1日を掛けて無事に終了しました。




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源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況 [その他]

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 写真は、9月4日(土)の源宗寺本堂内部の様子です。
 壁には漆喰が塗られ、床張りの作業が進められていました。本堂脇の仮小屋内では先週から、「平戸の大仏」の台座と光背の清掃作業が行われています。新本堂の床が出来あがった後、10月上旬に台座と光背を本堂へ搬入し、本堂内で台座の補修等を行います。仏像本体の修理は、11月より仮小屋内で行い、12月に像を本堂へ搬入する予定です。


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市報「くまがや」9月号 国選定保存技術保持者認定・花輪滋實氏の特集記事 [熊谷の名工]


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 市報「くまがや」令和3年9月号において先般、国選定保存技術保持者への認定が決定した花輪滋實氏の特集記事が掲載されています。配布されている市報や市ホームページのPDFデータhttps://www.city.kumagaya.lg.jp/about/kouhou/shiho/reiwa3nen/sihouR309.files/R3.9.30-32.pdf
をご参照ください。


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「Web 美術展 in Saitama」の作品公開について [お知らせ]

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YAMASHITA YUKI 平均律クラヴィーア曲集

9月1日より、埼玉県主催の事業である「Web 美術展 in Saitama」での作品の公開が始まりましたのでご案内いたします。埼玉県芸術文化祭「Web 美術展 in Saitama」の特設ページをご覧ください。
また、以下に開催概要と、埼玉県立近代美術館長の建畠晢氏の講評を併載します。ご参照ください。 

特設Webサイト https://wae-saitama.com/
(検索サイト等にて「Web 美術展 in Saitama」でご確認ください)


公開期間
令和3年9月1日(水)〜10月29日(金)

部門
日本画 洋画 彫刻 工芸
書 写真 グラフィックデザイン



開催概要(埼玉県芸術文化祭実行委員会 特設ページより)
 新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛や他者との接触制限など、わたしたちはこれまでに経験したことのない事態に直面しています。埼玉県の文化芸術活動も、美術館をはじめ多くの文化施設が休館し、人が集う催しが中止されるなど、大きな影響を受けました。しかし、家にいること、人と距離をとることが求められるいまだからこそ、何かをつくってみたい、誰かがつくった作品を見てみたいと思われた方もいるのではないでしょうか。コロナ禍において、多くの方々の「いま、つくる、よろこび」を発信し、その熱気を共有する場として「Web 美術展in Saitama」を開催します。


講評
埼玉県立近代美術館長 建畠 晢 
 新型コロナウイルス禍で休日の外出もままならない事態が続いていますが、こんな日々だからこそ、アートに触れることで心の潤いを取り戻したいと思っている方も少なくないでしょうし、日曜画家の中には家籠りでかえって絵筆をとる余裕が出てきたという方もいることでしょう。コロナ禍でも誰もが容易に参加できるようにオンラインで公募し、無審査でWebにより公開するというこの展覧会に、期待通りさまざまなジャンルの力作が多数集まりました。興味深いのは応募者の年齢が幅広く、とりわけ若い世代と高齢者層に制作に対する関心の高さがうかがえることです。またモチーフとしては身近な光景や家族の肖像画などが目立ち、アートに日常生活の中での平穏を求める思いがほのぼのと伝わってくるようです。
 熟練した技術を持つベテランも、初めて絵筆をとるビギナーも障害のある方も、さらには若者たちも分け隔てなく紹介することができたのは、“非常時”ならではのオンラインの方法が多くの皆さんの支持を得られたからでしょう。気軽にサイトの中を散策してみてください。きっといろんな出会い、新鮮な発見が待ち受けているはずです。




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