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源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

 9月8日、市内平戸の源宗寺では外壁の左官工事が行われていました。
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 白く美しい漆喰壁は、4回塗り重ねを行っているそうです。まず下地にセメントを塗り、その上に粘着剤を混ぜた塗料を雨水が漏らないよう2回重ねて塗り、仕上げに漆喰を塗っています。
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 柱と壁の間の隙間には、防水性を高めるためにコーキングを詰めています。
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 また壁が雨水によって劣化しないように、上部の外壁にも水切りを設けています。
 職人さん曰く、建物上部は庇が長いため雨が吹き込むことは考え難く、通常であればそこまでやらないのだとか。壁面を4回も塗り重ねるところもあまりないのだそうです。「平戸の大仏」の収蔵施設ということで入念に、丁寧な施工が行われています。コテ1本で真っ平に仕上げていく様子は、まさに匠の技です。


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