第30回 熊谷平和展 [展示]
熊谷市では、戦争の記憶を風化させないために、毎年8月中旬に「熊谷平和展」を開催しています。30回目を迎える今年は、8月11日(水)~8月13日(金)の3日間、市役所1階ロビーにて開催されています。当時の写真や新聞記事、戦時中の衣料品、日用品などを展示しています。
終戦前夜の昭和20年8月14日の夜11時30分ごろ、熊谷は米軍による最後の空襲を受け、市街地の3分の2を焼失し、266人の尊い命が失われました。中心市街地を流れる星川には、炎の熱を避けるため多くの市民が集まりましたが、焼けて倒れた家屋の下敷きになったり、炎によって酸素がうすくなってしまった星川で多くの方が亡くなりました。
星川には、昭和50(1975)年8月16日、戦災30周年を期して、熊谷空襲で死没した266名の霊を慰め、永遠の平和を祈るために建立された「戦災者慰霊の女神」像があります。この像は、長崎の「平和祈念像」の制作者としても知られる北村西望氏の手によって造られたものです。星川では、毎年8月16日に灯篭流しが行われ、この像の前には祭壇が設けられ、多くの方が戦災者の供養に訪れます。
また、熊谷市立図書館3階 郷土資料展示室では、コーナーを設けて戦災の状況や当時の生活道具、防火用品や軍服等を常設展示しています。
コロナ禍で県外や遠方へのおでかけが難しい夏休み、市内を探索し地域の戦争の歴史について考えてみてはいかがでしょうか。
終戦前夜の昭和20年8月14日の夜11時30分ごろ、熊谷は米軍による最後の空襲を受け、市街地の3分の2を焼失し、266人の尊い命が失われました。中心市街地を流れる星川には、炎の熱を避けるため多くの市民が集まりましたが、焼けて倒れた家屋の下敷きになったり、炎によって酸素がうすくなってしまった星川で多くの方が亡くなりました。
星川には、昭和50(1975)年8月16日、戦災30周年を期して、熊谷空襲で死没した266名の霊を慰め、永遠の平和を祈るために建立された「戦災者慰霊の女神」像があります。この像は、長崎の「平和祈念像」の制作者としても知られる北村西望氏の手によって造られたものです。星川では、毎年8月16日に灯篭流しが行われ、この像の前には祭壇が設けられ、多くの方が戦災者の供養に訪れます。
また、熊谷市立図書館3階 郷土資料展示室では、コーナーを設けて戦災の状況や当時の生活道具、防火用品や軍服等を常設展示しています。
コロナ禍で県外や遠方へのおでかけが難しい夏休み、市内を探索し地域の戦争の歴史について考えてみてはいかがでしょうか。