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妻沼聖天山境内の力石 [その他]

 妻沼聖天山境内には昭和初期に建てられた相撲場があり、今でも春・秋の例大祭の際には、子供たちの奉納相撲大会が開かれています。
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 その相撲場の南側の植え込みの中に、大きな石が2個並んでいます。これは「力石」と呼ばれ、江戸時代から明治時代にかけて若者の力比べの余興や身体を鍛えるために用いられたものです。
 よく見ると左側の石の中央に「五ツ目内四十二貫」、下の方には八人の名前が刻まれています。
1B4A1F36-2BB7-496B-B85D-A25DAA7207E7.jpeg←刻まれた「五ツ目内四十二貫」の文字
「四十二貫」とはこの石の重さのことで、157.5kgに相当します。刻まれた名前は、この石を持ち上げた人の名前だと考えられています。「五ツ目内」からは、全部で5つの力石があったことが伺えますが、他の3個はみつかっていません。
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