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源宗寺「平戸の大仏」一般公開のお知らせ [お知らせ]

 昨年末に本堂の復元修理が完了した市内平戸の源宗寺では、新本堂及び平戸の大仏の一般公開を行っています。日程は下記のとおりです。
 なお、新型コロナウイルスが感染拡大しておりますので、その状況によりましては中止にさせていただくこともありますので、何卒ご了承くださいませ。
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【日 時】
令和4年 3月 6日(日) 午前10時~12時
    3月20日(日) 午前10時~12時


【場 所】
源宗寺新本堂(埼玉県熊谷市平戸644)
※車でお越しの方は、本堂裏の駐車スペースをご利用ください。


【お願い】
新型コロナウィルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。

1. 以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。
•体調が良くない(発熱や風邪の症状があるなど)
•同居家族や身近な知人などに感染が疑われる人がいる
•新型コロナウィルス感染陽性とされた方との濃厚接触がある

2.マスクの着用、手指の消毒をお願いします。
3.氏名、住所、電話番号、健康状態等についての記帳の協力をお願いいたします。

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東條芹水寿徳碑 [近世]

下奈良にある東條芹水(とうじょうきすい)寿徳碑を紹介します。
東篠1-1.jpg東條芹水寿徳碑
この寿徳碑は、明治20年(1888)に建てられた、東條芹水(1824-1899)の業績を記したものです。
東條芹水は、本名直記。江戸時代から明治期にかけての教育者・俳人です。
文政7年(1824)、奈良村の円通寺住職東條舜清(とうじょうしゅんせい)の子として生まれ、妻沼の両宜塾の寺門静軒に学びました。25歳の頃、家職の修験を継ぐため大和の金峰山で業を積み、諸国を遍歴した後帰郷し、家職を継ぎました。そのかたわら、父舜清が開いていた私塾「北辰院」で子弟の教育にあたりました。
明治6年(1873)に金鑚神社祠官となり、同9年(1876)帰郷して家塾「麗沢学校」を開き、明治32年(1899)76歳で没しています。
詩歌に長じ、『芹水詩抄』『芹水俳句集』等を刊行しています。
この碑の撰文は、明治の三大文宗の三島毅(みしまたけし)、書は、明治の3筆の巌谷一六(いわやいちろく)、石工は、江戸で4代続いた名石工の井亀泉(せいきせん)で、当時の各界の一流どころによりつくられた石碑です。
東篠2.jpeg井亀泉刻
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池上遺跡現地説明会開催について [お知らせ]

熊谷市では、以下の日程で現地説明会を開催することになりました。
弥生時代から奈良・平安時代にかけての水辺の集落跡が発見されています。

この機会に是非ご覧ください
なお、事前予約制となっていますのでご注意ください。
 1 実施日時 令和4年3月12(土) 受付時間 午前9時半~午後2時 小雨決行
       (新型コロナ感染状況を踏まえて中止する場合があります。)
 2 実施場所 池上遺跡発掘調査現場
 3 主催   熊谷市教育委員会 熊谷市立江南文化財センター
 4 参加について 
  ⑴ 事前予約制です。予約は令和4年2月25日(金)~3月10日(木)の午前10時~午
    後4時(土日除く)の間、熊谷市立江南文化財センター電話のみ(電話048-536-
    5062)で受け付けます。
  ⑵ 当日はマスク着用・消毒・検温を徹底し、新型コロナ感染対策を行います。
 5 駐車場 70台程度
 6 備考
  ⑴ 中止となった場合は、当日の朝までに熊谷デジタルミュージアム「文化財日記2」に掲載
    します。
  ⑵ 詳細はこちらへ (熊谷デジタルミュージアム「文化財施設」「熊谷市立江南文化財セン
    ター」「イベントテーマ情報」「池上遺跡現地見学会の[お知らせ]」
    < http://www.kumagaya-bunkazai.jp/eventtheme/ikegamiiseki20220312.htm >)
  ⑶ 当日の連絡先は、090-8870-8268です(当日のみ、午前8時半~午後4
    時)。

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埼玉県立嵐山史跡の博物館スポット展「北武蔵の鎌倉武士」 [展示]

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 令和4年1月から、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送がはじまり、登場人物ゆかりの地では、さまざまな取り組みが進んでいます。
 埼玉県立嵐山史跡の博物館では、1月18日から常設展一部のスポット展示にて「北武蔵の鎌倉武士」が開催されています。埼玉県内には鎌倉時代初期に活躍した鎌倉武士の館跡や、鎌倉武士ゆかりの寺院・遺跡などが多く所在しており、その発掘調査では武士に関わる遺構や遺物が出土しています。スポット展示では、これらの出土品やドラマにも登場する畠山重忠・比企能員らのゆかりの地を写真パネルで紹介しています。

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 熊谷市の下田町遺跡の館跡からは、12世紀中頃から後半のかわらけなどが大量に出土しており、畠山氏の勢力下にあったとみる説があります。展示では、その出土品の一部を見ることができます。
会期は令和4年9月23日までです。この機会にぜひご覧ください。

会期
令和4年1月18日(火曜日)~令和4年9月23日(金曜日)終了予定

会場
県立嵐山史跡の博物館(嵐山町菅谷757)

観覧料
一般100円、高校生・学生50円(20名以上の団体の場合、一般60円、高校生・学生30円)
※中学生以下と障害者手帳を御提示の方(付き添い1名を含む)は無料です。障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示でも減免が受けられます。

お問い合わせ先
県立嵐山史跡の博物館
〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷757
電話:0493-62-5896
ファックス:0493-61-1060

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源宗寺「平戸の大仏」一般公開のお知らせ  [お知らせ]

 昨年末に本堂の復元修理が完了した市内平戸の源宗寺では、2月以降も新本堂及び平戸の大仏の一般公開を行っています。日程は下記のとおりです。
 なお、新型コロナウイルスが感染拡大しておりますので、その状況によりましては中止にさせていただくこともありますので、何卒ご了承くださいませ。
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【日 時】
令和4年 2月20日(日) 午前10時~12時
    3月 6日(日) 午前10時~12時
    3月20日(日) 午前10時~12時


【場 所】
源宗寺新本堂(埼玉県熊谷市平戸644)
※車でお越しの方は、本堂裏の駐車スペースをご利用ください。


【お願い】
新型コロナウィルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。

1. 以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。
•体調が良くない(発熱や風邪の症状があるなど)
•同居家族や身近な知人などに感染が疑われる人がいる
•新型コロナウィルス感染陽性とされた方との濃厚接触がある

2.マスクの着用、手指の消毒をお願いします。
3.氏名、住所、電話番号、健康状態等についての記帳の協力をお願いいたします。


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池上遺跡発掘調査について(道の駅整備事業)その5 [発掘調査]

 現在、池上遺跡の発掘調査を実施中です。今年度の調査では、古墳時代の河川跡や集落以外にも弥生時代の遺構も多数確認されています。
 写真は四隅が切れるタイプの方形周溝墓です。北溝の東端から弥生土器壺が検出されており、弥生時代中期の築造と推定されます。この周溝墓から西の行田市小敷田遺跡では、昭和53年~57年の調査時に隣接する3基の方形周溝墓が検出されています。今回検出された周溝墓はその3基から東へ30m程度の位置にあり、近接しています。この周辺は墓域としてのエリアなのかもしれません。
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方形周溝墓(南から)

 一方、次の写真は環濠と推定される遺構です。この環濠は昭和56年~57年の調査時に検出されたものの南に延長部分となります。堆積した覆土の中層から下層を中心に多量の弥生時代中期の池上式土器などが検出しました。この溝跡は、最終的に東西に流れる河川跡に接続していました。
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環濠(北から)
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環濠遺物検出状況
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きかは便郵118 [きかは便郵]

昔の熊谷地域の絵葉書紹介118回目。以前、大里郡長の「中村前大里郡長銅像」について紹介しましたが、今回は「大里郡役所」です。
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木柵で囲まれた敷地内に、疑洋風の木造2階建て瓦葺の建物が写っています。
大里郡役所は、明治12年3月17日郡区町村制法の埼玉県での施行により、行政区としての大里郡が発足し、熊谷に設置されたものです。「郡」は、府県と町村の間に置かれた広域行政体で、郡役所が設置され、郡長が任命され、議会が開かれましたが、大正15年7月1日には郡役所が廃止され、「大里郡」は以降、地域区分名称となり現在に至っています。
明治から大正期の47年間だけ機能した大里郡役所の姿を今に伝える貴重な絵葉書です。

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池上遺跡の集落跡と河川跡

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 池上遺跡の令和4年度の発掘調査では古墳時代前期(4世紀)の集落跡が見つかっていますが、合わせて幅40mにもおよぶ河川跡も調査しています。集落を構成する建物跡は河川に沿って建てられていましたが、集落から川の水面に下る斜面からもたくさんの土器が出土しました。これらの土器は据え置かれていた形跡が無く、どれも壊れた物ばかりなので、当時のムラの住人たちが川の中に廃棄目的で投げ入れたと考えています。
 川は生活用水や農業用水を得るために重要だったのと同時に、舟を浮かべて人や物が移動する交通路にもなることから、当時の人びとの生活と川は密接に結びついていたことがわかります。

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追悼・志邨武久展 [展示]

熊谷市立図書館3階美術展示室で、企画展「追悼・志邨武久展」が開催されています。
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志邨武久氏は、昭和5年に熊谷に生まれ、昭和25年に東京藝術大学美術学部油絵科に入学、梅原龍三郎や安井曽太郎の指導を受け、その後は林武の指導を受けました。卒業後は昭和33年の五団体選抜新人展で新人賞を受賞、昭和38年にはフランスのルーブル美術学校へ留学しました。昭和40年に帰国すると、銀座・和光での個展や「和の会」の展示会を作品発表の場として、素晴らしい作品を世に発表しました。
昭和54年に熊谷市内に居を移すと、埼玉県美術展覧会の審査員、熊谷市美術展の審査員を歴任し、後進の指導にも力を入れました。これらの功績が認められ、熊谷市文化功労賞を受賞しました。
 今回展は、所蔵品を中心として、初期のエネルギッシュな作品から、画風を模索した時期、そして熊谷転居後に自らの作風を確立した時期など、氏の生涯をとおした作品をご覧いただければと思います。
ぜひ、多くの方のご来場をお待ちしております。
会 期:令和4年2月11日(金)~5月15日(日)
休館日:月曜日(祝日を除く)、2/24(木)、3/4(金)、3/22(火)、4/1(金)、5/6(金)
会 場:熊谷市立熊谷図書館 3階 美術展示室
時 間:午前9時~午後5時
入 場:無料
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、マスクの着用をお願いいたします。また、会場入り口で「万が一カード」へのご記入をお願いしております。
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地蔵尊 [近世]

弥藤吾地内の弥下自治会館脇に建てられている地蔵尊を紹介します。
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この地蔵尊は、享保7年(1722)1月24日に、弥藤吾村下宿の念仏講により建てられたものです。
台座には、延命地蔵経の経文「毎日晨朝入諸定 入諸地獄令離苦 無仏世界度衆生 今世後世能引導」が刻まれています。
意味は、「地蔵菩薩は、毎日早朝に諸々の定に入り、諸々の地獄に入って、衆生の苦を離れさしめ、仏無き世界に衆生を済度し、現生も来世もよく引導したもう」となります。
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石工は、松井清兵衛清昌です。この石工は、18世紀前半に熊谷宿の中山道沿いに居を構えていた石工で、市内に20基余りの地蔵尊が確認されていますが、妻沼地域ではこの地蔵尊のみのようです。
ちなみに、この松井清兵衛が刻んだ樋春の旧観音寺の地蔵尊は、平成9年に市指定有形文化財歴史資料に指定されています。

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