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熊谷の「五家宝」の「100年フード」認定と有識者特別賞の受賞 [お知らせ]

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 2022年3月3日、文化庁は、地域に根付く食文化を「100年フード」と名付けてPRする新制度で、申請された食や産品など131件を認定したと発表しました。
 100年フードは、江戸時代以前から伝わる「伝統」、明治・大正から続く「近代」、昭和以降に生まれ今後100年の継承を目指す「未来」の3部門があり、熊谷市文化遺産保存事業実行委員会が申請した熊谷地域周辺の「五家宝」が伝統の100年フード部門で認定されました。この伝統部門は全国で80件認定され、埼玉県内では他に、草加せんべいが認定されました。近代部門は全国で23件認定され、埼玉県内では行田市のフライ・ゼリーフライが認定されました。他に未来部門が全国で28件認定されました。また、食に関する情報発信に取り組む博物館や道の駅などの「食文化ミュージアム」には70件の選定がありました。
 合計131件のうち、「五家宝」は、特筆した価値を有すると評価され、全国で15件の「有識者特別賞」を受賞しました。
 同委員会は、五家宝の歴史や概要、伝承技術の現状などの調査研究を進めた上で、100年フードへの申請を行いました。五家宝の100年フード認定と「有識者特別賞」という朗報を受け、今後も熊谷地域の食文化を世界に向けて発信していく所存です。


100年フード公式ホームページ
https://foodculture2021.go.jp/jirei/


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池上遺跡発掘調査について(道の駅整備事業)その6 [発掘調査]

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 現在、発掘調査が進んでいるE区から弥生時代中期の竪穴建物跡1軒と土坑3基が見つかりました。昨年度から道の駅整備事業に伴い調査を行っていますが、弥生時代の竪穴建物跡を検出したのは令和初となりました。
 竪穴建物跡は、まだ調査中のため規模は未確定ですが、6×5m程の楕円形になりそうです。深さは約50㎝と深く、床面の近くから穂摘み具と思われる石器1点や甕形土器などが出土しています。
 第55号土坑は、長さ2.6m、幅1.2m、深さ0.6mの楕円形で、ほぼ完形の甕形土器などの遺物が数点出土しています。かなり大きな穴であるためお墓の可能性も考えられますが、今のところ人骨などは見つかっていません。
 今回の調査によって弥生時代中期の集落域が遺跡の南東域にも広がりをみせることがわかってきました。
 令和4年3月12日(土)に池上遺跡で現地見学会を開催します。
 こちらは、事前予約制となっていますので、予約の方は、熊谷市立江南文化財センター(平日午前10時~16時)で電話のみ受付(048-536-5062)しますので、よろしくお願いします。予約は、令和4年3月10日(木)まで受付中です。

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